販売士でないとできない仕事というのはありません。販売士は弁護士や税理士のように独占業務(資格保持者でなければできない業務)がなく、漢字検定や英語検定と同じ部類の資格であると考えてください。販売士には独占業務はないですが、販売士で学ぶ知識は実務、特に販売の実務で役に立ちます。知識があるからといって必ずしも優秀な人材になれるとは限りませんが、優秀な人材と言われる人は多くの知識を有しています。
ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て重力を発見したと言われています(真偽は不明)が、ニュートンは単にリンゴが木から落ちるのを見ただけで重力を発見したのではありません。それまでに多くのことを学び知識があったからこそ、リンゴが木から落ちてくるのを見て重力を見つけることができたのです。
販売士について「意味がない」などのことを言う人がいますが、きっとその人は販売士から得た知識でニュートンのような「気づき」を体験することができなかっただけなのです。その人がそうだからといって、あなたがそうだとは限りません。
販売士には独占業務はありません。そういった意味では、販売士ではないとできない仕事というのはありませんが、販売士を学んだ人でないと「気づくことができない仕事」は沢山あるはずです。