折れ線グラフの読み方 グラフは読み方がわかれば得点源になる!

販売士の教科書には多くのグラフが掲載されていますが、販売士受験者の多くがグラフを見ていないためグラフに関する問題を出題すると正答率が低下します。販売士の試験では毎年グラフに関する問題が出題されてきています。理由のひとつに出題する側からすると問題を作りやすいからというのがあります。また、文章になっているものをわざわざグラフにするということは、その部分が「重要である」ということです。グラフの問題はコツさえ掴めば簡単に解くことができます。

グラフの特徴をつかむ

グラフを理解するためにグラフ全体を覚える必要はありません。折れ線グラフ、棒グラフなど、いずれのグラフにも特徴があります。このページでは、折れ線グラフの特徴の掴み方を解説します。

グラフA

grafa

この表をみてどのように感じますか?まず最も目に付くのが、特徴1ではありませんか?その通りで、この表で最も特徴が表れているのが、4年の特徴1の部分です。出題するとしたら、この部分が問われる可能性が最も高いです。縦軸、横軸、どうしてそのような特徴になったのかを覚えましょう。このように急激にグラフに変動があった場合には、必ず原因があり、グラフの説明文で必ず解説されています。教科書などにマーカーを引いて覚えましょう。

次の特徴として、5年以降のグラフが平均的に推移しているということです。

第3の特徴は、グラフ全体として80%前後で推移しているということです。

グラフB

grafb

このグラフの特徴は、年数が経過するにつれて比率が増加しているということです。このようなグラフでは、比率が右肩上がりであるということのほかに、最終年の比率が何%であるかを把握しましょう。

グラフC

grafc

このグラフの特徴は、山型であるということです。山型のグラフの特徴で最も重要度が高いのは、頂点の部分です(特徴1)。この部分の縦軸、横軸を覚えましょう。また、なぜ特徴1の部分が頂上になったのか、5年以降はなぜ、減少することになったのかの背景を覚えましょう。このグラフとは反対の谷型のグラフについても同じように谷の部分の縦軸、横軸、背景を覚えましょう。

グラフD

grafd

このような変動のないグラフにも特徴があります。変動がないということが特徴です。比率が変動しており、環境の変化に対してあまり影響を受けていないということをしめしています。このようなグラフでは、変動していないこと、及び、平均比率を覚えましょう。

グラフE

grafe

このように折れ線グラフが2本ある場合には、両者の差を見ましょう。このグラフの場合、両者の差が狭まってきていることがわかります。

 

スポンサーリンク


関連記事

サイト移動に伴って各記事のSNSボタンがリセットされました。いいね等が増えると更新意欲が出るのでお願いします。

スポンサーリンク

ピックアップ記事

  1. 販売士(リテールマーケティング)の合格率の推移をまとめています。合格率推移表にある実態合格率について…
  2. 販売士の合格率は1級が約15%、2級3級が約60%ですが、私の経験でいえば正しい勉強法であればもっと…
  3. 販売士は流通業界で唯一の公的資格として一定の評価を得ています。 (さらに…)…

ピックアップ記事

  1. 取引数量最小化の原理 卸売業者がいる場合といない場合

    取引数量最小化の原理(取引総数単純化の原理)とは、取引企業が多くなると中間に卸売業が介在することによ…
  2. ラインアンドスタッフ組織の図解と長所と短所

    ラインアンドスタッフ組織とは、ライン組織の活動を促進するためにライン組織に対して助言、サポートするス…
  3. アコーディオン理論の解説とポイント

    アコーディング理論について具体例などを用いて説明します。 アコーディオン理論とは アコーディオン…
ページ上部へ戻る