レギュラーチェーンとボランタリーチェーンの違い
レギュラーチェーンとボランタリーチェーンを混同する人が多いですが、両者は全く異なる組織形態です。
レギュラーチェーン
レギュラーチェーンはひとつの企業が店舗を複数運営し、本部が一括管理する組織形態をいいます。ひとつの企業が運営しているため単一資本といわれています。レギュラーチェーンを図にすると次の通りです。
単一資本(ひとつの会社)のなかに複数の店舗があり、それを本社が一括管理しています。
ボランタリーチェーン
ボランタリーチェーンは複数の企業等が共同で事業を行う組織形態です。ボランタリーチェーンに参加している企業等はそれぞれ資本関係がなく独立している。同じグループに所属しているだけであって、それぞれが別の会社なので独自の経営を行うことができる。ただ、完全に独立というわけではなく、一定の契約(約束事)が存在し、それに反するとペナルティがある。ボランタリーチェーンに参加することにより規模の小さな小規模小売店でも大企業のような共同仕入れによる大量仕入れ、店舗運営ノウハウの獲得などのメリットがある。
ボランタリーチェーンを図にすると次の通りです。
一般的に大企業への対抗策としてボランタリーチェーンに参加します。