難しい質問ですが、少なくとも、就職活動では大きな武器となります。というのも、販売士検定試験は、弁護士や公認会計士、税理士などとは違い、独占業務を与えられる資格ではないため、資格取得後にどのように役に立つかは、資格取得後の本人の努力によるからです。
そのため、人によると「とっても役に立っています。」と言う人もいますし、反対に「何の役にも立っていない。」と言う人もいます。しかし、私の場合はとても役に立ちました。2001年の就職氷河期に、資格取得後の就職活動はとても順調でした。集団面接では、私に話が集中しますし、面接官にも販売士を取得したことに対して必ず褒められました。
企業の採用担当者は、毎日多くの学生と面接します。採用担当者は、面接をしてお金を稼いでいるわけですから、面接のプロです。学生が書いているうわべの文章や言葉は、すぐに見抜かれてしまいます。それに、どの学生も書いていることは違えども、その内容をみるとどれも同じような内容のものが多いものなのです。
その中で明確な差別化を図るためにはどうすればよいのでしょうか?最も簡単でわかりやすいものが資格ではないでしょうか?
例えば、学生が「モノを売ることが好きで小売業を希望しています。」と言うとしても、その学生が販売士を勉強しているかどうかにより説得力に大きな違いがあります。それは、「モノを売ることが好き」ということは誰にでもできることだからです。
少なくとも企業は、学生の積極的な姿勢を応援してくれるはずです。就職活動では役に立ちます。