販売士2級に独学で合格する勉強法

販売士2級は独学でも十分合格できる試験です。ここでは販売士2級を独学で受験して合格するための勉強法やおすすめ参考書、問題集等を紹介します。

目次

販売士2級は独学で合格できる!

販売士2級の合格率は「販売士の合格率」でまとめている通り毎回50%程度で推移しており、販売士2級受験生の半分が合格しています。ただ、この合格率というのは販売士2級を受験した人の合格率であって、受験者の中にはそもそも合格基準を満たしていない記念受験生などが一定数含まれており、真面目に勉強した人の合格率は50%以上になります。

販売士2級は3級に比べると難しいように思うかもしれませんが、難易度としては同じようなレベルで極端に難しくなっておらず、独学でも合格できるレベルの試験です。

販売士2級に確実に合格したいなら次の教材を買うべき!

書店では販売士2級の参考書や問題集が数多く売っていますが、販売士2級試験に確実に合格したいなら次の教材をオススメします。

  1. 販売士ハンドブック(公式テキスト)
  2. 過去問題集
  3. 市販の問題集

販売士ハンドブックは買うべき

販売士には販売士ハンドブックという公式テキストがあり、販売士2級の試験ではこの公式テキストから80%以上が出題されます。販売士試験は70点以上で合格なので、この公式テキストさえ覚えてしまえば販売士2級に合格できるということになります。

販売士2級受験生の中には販売士ハンドブックを買わずに勉強している人がいます。販売士2級の合格に販売士ハンドブックが無いと合格できないのか?と言われたら、正直になところ、販売士ハンドブックが無くても合格できると思います。販売士ハンドブックは試験で出題されるテキストではあるものの、絶対に必要な教材というわけではなくて、あった方が合格しやすい教材です。

販売士ハンドブックを買わずに市販の参考書などで対応している人もいますが、市販の参考書は販売士の出題範囲を網羅しているわけではないので勉強にムラができてしまいます。販売士2級だけの受験であれば良いですが、将来、販売士1級などの上級資格を考えているのであれば、2級をしっかりと勉強できるように販売士ハンドブックを買った方が良いと思います。

販売士2級合格に過去問題集は必須

販売士は定期的に同じ問題が出題される傾向があります。理由は販売士試験が販売士ハンドブックから80%以上出題されるため、どうしても出題箇所が限られてしまい、何度も同じような問題が継続して出題してしまうからです。そのため販売士の過去問題を見れば、出題傾向を掴めます。試験傾向は過去問題を過去数回分解けばある程度把握できるので、過去問題は絶対に買うべきです。

販売士2級の効率的な勉強に市販の問題集が役立つ!

販売士2級試験の80%以上が販売士ハンドブックから出題されますが、この販売士ハンドブックはページ数が500ページくらいあって、この本をただ単純に読んだとしてもすぐに理解できません。販売士ハンドブックの理解度を確かめるためには問題を解くのが一番です。「市販の問題集を解く→間違えた箇所・判断を迷った箇所を販売士ハンドブックで確認する」というサイクルを継続することで効率的に販売士ハンドブックの理解を深めることができます。

販売士2級の独学勉強法

販売士2級を独学で合格するための勉強法は次の通りです。

  1. 販売士ハンドブックをサラッと読む。
  2. 過去問題を解く。
  3. 過去問題で出題された個所を販売士ハンドブックにマークする。
  4. 過去問題で出題された回数が多いところをチェックする。
  5. 市販の問題集を解く。
  6. 間違えたところを復習する。
  7. 5に戻る。(3回くらい)
  8. 過去問題集と市販の問題集を解く。
  9. 間違えたところを復習する。
  10. 7に戻る。

販売士ハンドブックをサラッと読む。

まずは販売士ハンドブックをサラッと読みます。「こんなことが書いているのか」という程度で良いので、とりあえずは販売士ハンドブックを読みましょう。

過去問題を解く。

もう過去問題!?と思うかもしれませんが、先にも書いたとおり、販売士2級は定期的に同じような問題が出題されているため、過去問題集を解くことで試験傾向を掴むことができます。販売士ハンドブックを読んだらまず最初に過去問題集を解きましょう。過去問題集は間違えても、間違えまくっても大丈夫。過去問題集を解く目的は、高得点を取る事ではなく、試験傾向を掴むことです。過去3~5回分くらいの過去問題を解けば試験傾向がわかってきます。

過去問題集を解くときのポイントですが、必ず過去問題で出題された箇所を販売士ハンドブックにマークしましょう。販売士ハンドブックにマークすることで、販売士ハンドブックのどの項目の出題頻度が高いのかがわかり、今後の勉強で役立ちます。

過去問題で出題頻度が高いところをチェックする。

過去問題の出題頻度が高いということは、次の試験でも出題される可能性が高い項目でもあるので、販売士ハンドブックを読み直す時は過去問題で出題されたマークが多いところを重点的に行います。マークが多い個所が理解不足にならないようにしっかりと何度も読み直しましょう。

市販の問題集を解く。

過去問題で出題頻度が高いところをチェックした後は、販売士ハンドブックを読むスピードに合わせて市販の問題集を解きます。販売士の市販の問題集の多くは販売士ハンドブックに合わせて作られているので、項目ごとに順番に勉強していきます。

市販の問題集を解いたときに間違えた項目を復習する。

市販の問題集を解いた時に間違えた項目、判断を迷った項目を販売士ハンドブックでしっかりと復習します。間違えたところや判断を迷ったところをそのままにしておくと合格できませんよ。

私の経験上では、市販の問題集を3回くらい解き直しすれば合格レベルになれます。

過去問題集と市販の問題集を解く。

市販の問題集を何度か解き直したら、次は過去問題集も合わせて解き直します。この解き直しは販売士2級の試験日まで何回も何回も継続します。最低でも3回以上は解き直しをしましょう。つまり、過去問題集は合計4回(最初1回、解き直し3回)、市販の問題集は6回(最初の解き直し3回、最後の解き直し3回)です。

これだけ勉強すれば独学でも販売士2級に合格できる。

上記のように販売士2級を勉強すれば独学でも合格できるはずです。販売士2級は難易度が高い資格ではなく、真面目に勉強さえすれば合格できる資格試験です。

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