販売士1級の難易度が高い!と感じている人の原因と改善策

販売士1級の合格率は例年10%~20%くらいと販売士2級3級に比べると難易度が高くなっていますが、必死に勉強しても合格できないほど難易度が高い試験ではありません。販売士1級の難易度が高い!と感じている人の中にはいくつかの原因があります。

目次

販売士1級はムチャクチャ難易度が高い試験ではない!

販売士1級は2級3級に比べると難易度が高いですが、これは「2級3級と比べると」です。そもそも販売士2級3級の難易度が低いので、それと同じような気持ちで販売士1級にチャレンジすると痛い目にあいます。販売士1級の難易度は高いかもしれませんが、必死に勉強しても合格できないほど難易度が高い試験ではなく、正しい勉強法と正しいテキストを使えば誰でも合格できる資格です。

販売士1級の難易度が高いと感じている人の原因

私も販売士1級合格者です。全ての人に該当するとは思っていませんが、販売士1級の難易度が高いと感じている人には次のような原因が考えられます。

  • 販売士1級ハンドブックを使っていない。
  • 教材が揃っていない。
  • 勉強方法を間違えている。
  • 勉強時間が足りていない。

販売士1級ハンドブックを使っていない。

販売士には公式テキストがあり、試験ではこのテキストから70%以上が出題されることになっています。販売士1級は平均70点以上で合格なので、この販売士ハンドブックを完璧に覚えられれば試験に合格できることになります。普通に考えれば受験生全員がこの販売士1級ハンドブックを買うと思いますが、販売士1級ハンドブックは結構高いんですよね。そういう事もあって受験生の中にはこの販売士1級ハンドブックを買わずに市販の問題集だけで勉強している人がいます。もちろん市販の問題集だけでも合格できないわけではありませんが、やはり販売士1級ハンドブックを使わないと知識にバラつきが出ますし、知識の奥行きもありません。そのため少しひねった問題が出たら解答できず、その結果として「販売士1級の難易度が高い!」と感じてしまうのです。

販売士1級に合格するための教材が揃っていない。

販売士1級に合格するためには販売士1級ハンドブック以外にも必要な教材があります。

  • 販売士1級ハンドブック
  • 過去問題
  • 問題集

販売士1級ハンドブックの必要性は先に書いたので省略しますが、このハンドブックに続いて重要なのが過去問題です。ただ、販売士1級の過去問題ってどこにも売っていないんですよね。やはり受験生の数が少ないからだと思いますが、過去問題は販売士ハンドブックに付いている1回分だけです。ないものは仕方がありません。そうなると大切になるのが市販の問題集です。私が受験生のときはこの問題集もなくてあるのは販売士1級ハンドブックのみ…大変でした。今は違って販売士1級の問題集が売っています。しかも結構問題数が多いのでかなり役立ちますよ。絶対に買いましょう。販売士1級のおすすめ問題集はこちらから

勉強法を間違えている。

販売士の勉強方法」でもまとめていますが、販売士には効率的に合格するための勉強法というものがあります。販売士2級3級であれば適当に勉強していても合格できるかも知れませんが、販売士1級は正しい方法で勉強しないと「販売士1級の難易度が高い!」となってしまいます。販売士1級には記述式問題があるので販売士2級3級と同じように勉強していたらこの記述式で大きく減点されてしまいます。

勉強時間が足りていない。

いくら効率よく勉強したとしても最低限勉強しないといけない時間というものがあります。販売士1級の合格に必要な勉強時間は「販売士1級の勉強スケジュール」で書いている通り、約100時間(約4カ月)で、やはりこのくらい勉強しないと合格は難しいと思います。受験生の中には「勉強は量よりも質」という人がいますが、勉強の質を上げるためにも勉強の量が必要で、ある程度勉強しないと勉強のコツを掴めませんからね。勉強時間が足りていないにも関わらず次々に勉強を進めるため知識の定着が悪く、この状態で試験問題を解くから「販売士1級の難易度が高い!」と感じてしまうのです。

販売士1級はルールを守れば合格できない試験ではない!

販売士1級は2級3級に比べると難易度が高い試験ではあるものの、一定のルールの下で真面目に勉強すれば合格できない試験ではありません。それに販売士1級は流通業界では難易度が高い試験というイメージがあり、合格したら一定の評価を受けることができます。会社によっては人事考課で採用されているところもありますし、給与に影響するところもあるそうです。多少難しいかもしれませんがリターン(評価や給料など)が見込める資格なので頑張ってください。

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